シーバス(スズキ)

  魚の「スズキ」を通称してシーバスと呼んでいます。スズキは、出世魚で体長に合わせて呼び名が変わっていきます。30センチ以下は「セイゴ」、30~60センチを「フッコ」、60センチ以上を「スズキ」と言います。主に、沿岸域に生息し、春から秋にかけては河口などの汽水域(海水と淡水とが入り混じっている塩分濃度の低い水域)にも入り、水温が低下する冬になると沿岸の深場に移動して過ごします。朝・夕マズメ(日の出、日の入りの時間帯)や夜間に捕食活動を行います。大型になると1メートル近くにまで成長し、ハリに掛けてからの激しく強い引きなどからルアーフィッシングでは人気の高い魚です。一般的に夏が旬といわれている魚ですが、実際の釣期は非常に長く、シーズンを通して楽しめる事も魅力の一つです。身は透明感のある白身で、刺身やあらい、フライ、ムニエルなど様々な料理で食べられます。
  シーバス(スズキ)は、身近な場所で釣ることができます。使用する道具も比較的少なく、手軽に始められるのも魅力です。豪快な引きや驚く様な大物とのファイト(スズキのエラ洗い)、食べても美味しい事が人気の理由です。

 主に釣りをするのは夜が多いですが、日中でも釣れます。季節や地域、釣る場所、釣り方によっても時間帯は変わります。じゃあ、いつ釣りに行けばいいの?それを知るためのおすすめの方法としては、釣り場の情報なども当店のインターネットのサイト釣果情報を利用するのもおすすめですよ。
  シーバスフィッシングのスタイルは大きく3つに分けることができます。まず今回メインで説明する岸から釣る「オカッパリ」というスタイル。そしてちょっと上級者向けの「ウェーディング」という、膝から腰くらいまで水に浸かって釣るスタイル。そして船に乗って釣りをする「ボートゲーム」です。
  オカッパリのシーバスフィッシングとは、港の堤防や岸壁、河川の護岸、砂浜、磯など、ようは岸から釣りをするスタイルのことです。この中でも一番手軽な場所が「港の堤防や岸壁」と、「河川の護岸」です。足場が良い場所がほとんどなので、基本的な安全装備を用意すれば、手軽にシーバスフィッシングを楽しむことができます。
  ウェーディングは、腰くらいまで水に入っても濡れないウェーダーを着用して、水の中で釣りをします。干潟や河川などがおもな釣り場となります。水の中に入るため、安全にはとくに注意する必要があります。海底にいるエイなどで怪我をする危険性もあり、シーバスフィッシングの中では上級者向けの釣りといえます。
  ボートゲームは船に乗ってシーバスフィッシングを楽しむスタイルです。ボートゲームはオカッパリと同じくらい手軽なシーバスフィッシングで、じつは入門者にもおすすめできます。船長が釣れるポイントへ連れて行ってくれますし、アドバイスしてもらうこともできるからです。ベテランも楽しめる釣りですが、じつは女性や子供でも気軽に挑戦することができるんです。
 シーバスフィッシングを始めるのなら、まずは「ミノープラグ」と「バイブレーション」の2種類をしっかりと使えるようにしましょう。

基本タックル

【ロッド】
釣り場や釣り方によって長さや硬さが変わります。シーバスロッド2.4~3.0m(8~10フィート)になります。
竿の硬さとルアーの重さを必ずご確認下さい。合っていないと、竿が折れる場合があります。
【リール】
パワー等のある中型スピニングリール(2500~3500番)を使います。
【ライン】
リールから仕掛けまでの糸の事をいい、細いラインを使う事でアタリの感度や飛距離が向上します。 糸(道糸)PEライン0.8号~1.5号、ショックリーダー:ナイロン・フロロカーボン3~6号 長さ:1.0~1.5m
【ルアー】
小魚の形をしていて動きや潜る深さを変えられる疑似餌(ミノー&バイブレーション等々)を使います。
 ミノープラグは大きく分けて、フローティング(浮くタイプ)と、シンキング(沈むタイプ)の2種類に分けられます。
 バイブレーションはミノーよりも扁平したスタイルのルアーです。ミノープラグに比べて、簡単に遠くへ飛ばすことができます。とくに向かい風のときに有効なルアーです。基本シンキングとなっているので、浅場から深場までの全層を狙える万能性を持ち合わせています。

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